2008年08月29日

ヒートアイランド対策「遮熱性舗装」

遮熱性舗装とは、日射エネルギー量の約半分を占める近赤外線を高反射して、舗装路面の温度上昇を抑制する舗装である。そのため、歩行者空間や沿道の熱環境の改善、ヒートアイランド現象の緩和が期待されています。詳細な特徴としては、以下のことが挙げられる。

・温度抑制機能
 太陽光を反射し、路面温度と舗装の蓄熱量を低減させる。

・快適性
 周辺の気温を低下させ夏季の道路環境を改善する。

・機能の多様化
 温度抑制機能に加え、騒音低減効果、排水機能の両立が可能である。

・容易な管理
 温度抑制機能を発揮させるための散水等の面倒な管理が不要である。

・耐久性の向上
 路面温度上昇を抑制するため、舗装体の塑性変形抵抗性が向上する。

・排水性舗装の飛散防止
 遮熱材により舗装表面を保護するため、舗装の飛散防止効果も期待できる。

・多様なカラー化
 多様なカラーバリエーションがあり、景観舗装としても利用可能である。

近年では、施工実績が急増している。年間の具体的な施工実績は以下のとおりである。

・2002年度  1,925平方メートル
・2003年度  49,940平方メートル
・2004年度  41,686平方メートル
・2005年度  35,919平方メートル
・2006年度 100,303平方メートル

2006年には急増し、累計実績も229773平方メートルに達している。

2006年度の実績増加は、沖縄など地方都市での工事されたことが増加に寄与している。東京都内では、文京、台東、荒川、墨田、新宿、中央、足立、港、江東など区が発注する工事も目立ってきている。
バスレーンなど道路の部分的なカラー化といった小規模な工事でも遮熱性舗装が取り入れられてきている。

また、兵庫県のように、ヒートアイランド現象を抑制する舗装技術の設計・施工要領を策定する自治体も出始めており、本格的な導入に向けた動きが加速している。

ちなみに、遮熱性舗装技術研究会では遮断性舗装を以下のように定義している。
「室内照射試験で新規アスファルト舗装の路面温度が60℃に達したときに、近赤外線を高反射して舗装路面の熱吸収を防ぐ機能により、明度50の場合に10℃以上の表面温度の上昇抑制が期待できる舗装。」
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2008年08月27日

ヒートアイランド対策「壁面緑化」

ヒートアイランド現象の対策として、屋上緑化とともに壁面緑化も注目されるようになってきた。

夏季、熱せられた建物の壁面は室内温度の上昇をもたらし、冷房負荷は増大する。壁面を緑で覆うことで表面温度が下がり、冷房負荷の低減につながる。また周辺環境への熱の照り返しを防止する効果もある。

壁面緑化は、屋上緑化と比べると“環境配慮へのシンボル”としてのメッセージ力が強い。特定の人々からしか見えない屋上緑化とは異なり、壁面緑化は人の目に留まりやすく、通りかかる人々に安らぎを提供し、都市景観の向上にも役立つ。2004年12月には、美しい景観と豊かな緑を総合的に実現するための景観緑三法が施行された。また壁面緑化の助成制度やモデル展示もはじまるなど、行政の動きも活発になってきている。

・直接登はん型
壁の前に付着型の植物を植栽し、植物の登はん力によって緑化する。
壁面に付着させるため、壁面の素材や植物の選択が重要。
ナツヅタ、オオイタビ、ヘデラ・へリックス

・巻き付け登はん型
壁にネットなどの格子状の補助資材を設置し、巻き付け型のツル植物を絡ませる。
生育が早いため、適切な維持管理が必要。
カロライナジャスミン、ヘチマ、ニガウリ

・ユニット型
壁面にフレームなどを設置し、そこに植物と植栽基盤が一体化したユニットを設置する。
デザイン性が高いが、壁面の構造的な郷土が必要。
ヘデラ・カナリエンシス、イヌツゲ、ムベ
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2008年08月24日

ヒートアイランド対策「屋上緑化」

都市部の気温が高くなるヒートアイランド現象、今後、自然と共存するには、既存の緑の維持とともに、積極的に緑を創生していくことによって、都市部の緑化を推進していくことが重要な課題である。

しかし、都市の中心部では土地利用が進んでいるため、公園や街路樹などによる緑化スペースを確保することが非常に難しい。そのため、都市部で「緑」を確保する上で、建物の緑化が占める割合は大きいといえる。

建物に関する緑化については、従来の敷地の緑化が行われていたが、最近では緑化技術が大きく進歩し、新たな素材を活用した軽量土壌が開発されている。結果、それらを利用して、建物の屋上などの人工地盤上の緑化や壁面の緑化など、新たな緑化空間が注目されている。

自治体等でも、屋上緑化などの建物の緑化を支援する制度ができたり、ある規模以上の建物について屋上緑化を義務付ける条例が制定されるなど、緑化への新たな取り組みが始まってる

国土交通省では、平成13年度に都市緑地保全法を改正し、民間における緑化への取り組みを地方公共団体が支援する「緑化施設整備計画認定制度」を新たに創設した。この制度は、建物の敷地内において空地、屋上、壁面などの緑化を行おうとする事業者等が事前に緑化施設整備計画を作成し、市町村長の認定を受けるものである。

市町村長の認定を受けるために必要な要件は次のとおりである。
(1)当該建築物が、都市緑地保全法に基づき市町村長の定める「緑の基本計画」の「緑化を推進を重点的に図るべき地区(緑化重点地区)」にあること。
(2)敷地面積が1,000u以上あること。
(3)緑化する面積(既に緑化している部分の面積も含む)が敷地面積の20%以上であること。

整備計画に基づいて設置された緑化施設については、固定資産税が軽減されており(課税標準が5年間1/2)、助成制度や融資制度の活用とあわせて、都市部での緑化が推進されることがと期待されている。

これ以外にも、庁舎や公共施設に屋上・壁面緑化を行ったり、建物の緑化に関する条例や支援制度を創設する自治体が増えてきている。また、民間の大規模施設などにおいても屋上・壁面緑化技術を活用した緑化が一般的になってきている。屋上・壁面緑化を用いた建物の緑化は急速に増えており、これらの新たな手法を活用した緑化への取り組みは今後もますます進展していくと考えられ、国土交通省も地方公共団体や各関係機関と連携して、さらなる関連制度の充実に努めて都市緑化の推進に取り組んでことしている。
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2008年08月17日

温暖化?日本最高気温74年ぶりに更新 岐阜と埼玉で40.9度

今日(2007年8月16日)もかなり暑いなぁ、、、と思っていたら、気象庁の観測で、午後2時20分に岐阜県多治見市、午後2時42分に埼玉県熊谷市で気温が40.9度を記録したらしい。

これは1933年7月25日に山形市で記録した40.8度を上回り、日本の観測史上最高気温を74年ぶりに更新したことになる。

他にも埼玉県越谷市が40.4度、群馬県館林市が40.3度、岐阜県美濃市が40.0度と、40度オーバー。さらに福島から京都までの計25地点で観測史上最高記録を更新!

この猛暑の影響で、熱中症にかかる人も急増。気をつけなければ。

都市部がヒートアイランド現象が騒がれる中、北西の風が吹いてフェーン現象が起きたと思われる熊谷市、太平洋高気圧の中心に近かった多治見市など、地形によるものもあり、全国規模で温暖化が進んでいるように感じる。
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2008年08月15日

東京のヒートアイランド現象

気象庁によると、東京都の年平均気温は、100年間で約3.0℃上昇したらしい。

ここ最近、二酸化炭素やメタンといった温室効果ガスの増加による地球温暖化が騒がれているが、それによる気温上昇量は100年間で約1℃と想定されていて、東京都の気温上昇が異常であることがわかる。

ちなみに、この東京における平均気温の上昇量は、日本の他の大都市に比べ、もっとも大きい。

こうした気温の上昇のわかりやすい例が熱帯夜。寝苦しい毎日が続くが、ほとんどの家庭ではエアコンの利用で不快感を回避していると思う。しかし、そのエアコンによってにエネルギー消費量が増え、都市の高温化を一層促進してしまう。かなりの悪循環だ。
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2008年08月14日

ヒートアイランド現象の原因

このヒートアイランド現象の原因は何か。

・道路で使用されているアスファルト・ビルのコンクリートに蓄積された太陽光の熱
・都市部なるほど立ち並ぶ多くのビルの空調設備から排出される熱
・自動車のエンジンなどから排出される熱
・樹木の減少による土中の水分低下

が考えられる。

さらに、近年高層化が進むビルが、海や川の沿岸部に隣接し、風の流れを遮り、それがさらに都市部の高温化に拍車をかけてしまっているらしい。
臨海マンションなどもある意味、考えものか。。。
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2008年08月13日

ヒートアイランド現象の対策

ヒートアイランド現象の対策はどうするか。

・屋上緑化・壁面緑化の採用
・高光反射率素材・塗料の採用
・透水性舗装・保水性舗装・遮熱性舗装の採用。
・水上や郊外から涼しい空気が都心に流れやすいようにする「風の道」の確保
・散水、打ち水
・自動車・航空機などの輸送機器、ビルなどの空調・給湯からの人工排熱の抑制

というところがあげられる。

近年では、東京都などの自治体によっては一定の条件下で屋上の緑化を義務付けていたりしているところもあり、多くの都市で助成金を出し、ヒートアイランド現象への対策を行っている。
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